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電気設備の老朽化による事故事例と更新目安について
2025年1月8日
今回は電気設備の老朽化による事故事例と更新目安についてご紹介いたします。
事故事例① -駐車場外灯腐食による折損-
【事例】
ポールがアームの根本で腐食し折損
※アーム:灯具をポールに固定する部品
【原因】
・ポールとアームの接触面が腐食し一体化
↓
・腐食により強度が著しく低下
↓
・折損
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【提案】
・外観や内部に腐食を発見した場合は
修繕するか更新を検討。
事故になりそうな場合は、応急処置
として撤去も考慮
・形状や材質を長期使用に耐えうる物や、
更新が容易なものを選定
【注目ポイント】
・金属同士が接触する部分や、地面
(アスファルト・コンクリート含む)、
開口部などは特に腐食しやすい
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【放置によるリスク】 ・漏電、感電 ・安定器故障による不点灯 ・倒壊による人身事故、物損事故等 |
事故事例② -屋外の照明ポール老朽化による倒壊-
【事例】
照明灯が倒壊していて隣の敷地の
灯油タンクに直撃し破損させていた。
【原因】
・根本付近開閉蓋周辺が錆びていた
↓
・周辺の腐食(沿岸地域は特に浸食早い)
↓
・暴風による傾き
↓
・倒壊
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【提案】
倒壊する前に、外灯の更新もしくは
使用しない場合は撤去
【注目ポイント】
・不点灯で放置している照明は無いか
・写真のような開閉部の腐食有無
根本部分のサビ、腐食、変形、異音の有無
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【放置によるリスク】 ・漏電、感電 ・安定器故障による不点灯 ・倒壊による人身事故、物損事故等 |
外灯・照明ポール老朽化の事故事例や注目すべきポイント、リスクについてご紹介いたしました。
電気設備更新の目安
ビルや工場には高圧受電設備があり、高圧で受電した電気を100Vや200Vなどの低圧の電気に変換して利用しています。
この高圧受電設備には、さまざまな機器が含まれますが、経年劣化により問題が発生することがあります。
経年劣化は点検・測定・試験では判断できないこともあり、高圧機器が故障すると、停電事故に至る場合があります。
早めの対策や計画的な更新をおすすめします。
電気設備の状況や点検方式によって更新目安が異なる場合がありますが、
更新目安をご紹介させていただきました。
設備の劣化を放置せず、計画的な更新で安全を確保しましょう。
電気に関するお困りごとがありましたら、ぜひお気軽にお問合せください。